少しずつ暖かくなってきましたね。
朝晩と昼間の気温の変化が激しいので、どうぞお身体ご自愛ください。
さて、最近売上が落ちていませんか?
特に自社ECサイトの売上が落ちてきたなあと思った方には読んで欲しい内容です。
自社ECサイトとは、「独自ドメインで運用しているECサイト」を示します。
ECサイトを運営する企業にとって一つのタイトルを楽天市場・Yahoo!ショッピング・Amazon・自社CEサイトと横展開することはほぼ業界で常識となっております。
横展開している場合、売上の高い順に並べるとこういう順番になることが多いです。
楽天市場 > 自社ECサイト or Yahoo!ショッピング or Amazon
もし、自社ECサイトが3番手以降であれば、まだやり残している点がありますよ!
伸び代がもっとあるということです。理想はこういう順番です。なかなかこういう企業はありませんがこういう企業は実際には存在します。
自社ECサイト > 楽天市場 or Yahoo!ショッピング or Amazon
自社ECサイトはシステム運用や広告、運営等で余計な支払いをしていなければ
粗利率はモールよりも最大20%前後、営業利益率も10%前後もプラス
で高くなることもあります。
理由は販売手数料が不要で、運用コストが安くお客様がモールよりも定着しやすいという背景があります。
本題はここからです。
モールや自社ECサイトもそれぞれ強みがあります。
消費者の観点で言えばAmazonはプライム対象商品であれば一律で送料無料となりお届け日が非常に早くなります。
インターフェースが統一されているので、出品企業が異なっていても買いやすい流れになっています。
また、楽天市場やYahooショッピングは買う日や商品次第ではポイントが貯まりやすくなります。
ところが決済は店舗毎に別々なので店舗を横断してお買い物をしようとすると送料や決済手数料が別々にかかってきます。
消費者の観点からこれだけ違うのですから、ECサイト運営側でも差別化した運営が必要になってきます。
楽天市場などのモールと自社ECサイトについて同じ販促企画、同じ商品・同じ価格で販売し続けると自社サイトの売上はどんどん減少します。
ポイント・割引などメリットが大きいモールへ顧客が流れます。
実はこの理由で売上が減っている企業は少なくありません。
ご存知の方も多いと思いますが、ZOZOARIGATOサービスがスタートしました。
消費者の観点から見れば非常にありがたいサービスです。
(私も使いたい!)
店舗と販売されている商品がバーゲンじゃなくても割引価格で変えるわけです。
ところが、試着だけ店舗でやって後から割引の大きいネットで買えば売上は減ります。
同じことがモールと自社ECの運営にも起こっています。
楽天市場やYahooショッピングで売上を稼げるのはあり違いことです。
一方で利益率が高くまとめ買いも多い優良顧客を獲得できる自社ECサイトは非常に魅力的です。
自社ECサイトとモールで差別化をすればモールと自社ECサイトの共存は可能です。
集客のあるモールで新規顧客になってもらい、次からは利益率の高い自社ECサイトで買ってもらえたら理想です。
弊社の取引先でも自社ECサイトの運営とモールで明確な差別化をしているサイトはグイグイ売上が伸びております。