コロナ渦でネット通販は本当に儲かっているのか?
コロナ渦中でインターネット通販業界は「儲かっている」イメージを持たれている方が多いかもしれません。
実際に儲かっていたネットショップの傾向を調べてみました。
コロナウイルス対策予防商品を販売したネットショップの業績は伸びた
スーパーマーケットのように、なくてはならない生活必需品はコロナ渦でも売れていました。
あらゆる業種で共通していた点として、3月から5月上旬頃までにマスクやアルコール除菌などの商品を販売したネットショップの業績は大きく伸びました。
当時マスクもアルコール除菌がドラッグストアやスーパー等で手に入りにくい状況でしたし、当然の結果でした。
Amazonではコロナによって昨年のクリスマス当時の売上874億ドルを超えたそうです。
新規顧客の獲得と休眠顧客のめざましに有効だった
コロナウイルス対策予防商品を購入した顧客を分析すると新規顧客が大きく流入してきておりました。
もちろん、頻繁にリピートしてくれるリピート顧客も購入してくれています。
それ以上に私が気になったのは休眠顧客のめざましなっていたことです。
運営期間が長いネットショップであればあるほど、休眠顧客による売上は大きく貢献してくれていました。
コロナウイルス対策予防商品よりも本業アイテムの売上の方が高い
マスクやアルコール除菌の販売がきっかけで大きな売上・利益を稼いだネットショップには大きな共通点がありました。
実はコロナウイルス対策予防商品よりも本業アイテムの方が売れていることが分かりました。
消費増税前の昨年同月と比較しても実は本業アイテムの売上が高いのです。
これは百貨店が休業していたり、GWなどに旅行に行けない消費者がネットショッピングを楽しんだのではないかと見ております。
これまで大手のネットショップばかりが注目されていたジャンルでも、中小規模のネットショップが発見されたのではないかと見ております。
6月〜7月のコロナウイルス対策予防商品の傾向
不織布マスクやアルコール除菌がスーパーマーケットやドラッグストアで普通に買えるようになると、コロナウイルス対策予防商品の傾向は大きく変わってきました。
6月以降は特に独自の特徴を活かしたネットショップの商品が売れていました。
目を気にしている人の向けの美容系マスクや、夏向けのマスク、藤井聡太棋聖が使用している絹マスクなど独自の特徴を活かしたマスクを販売した企業の商品はよく売れていました。
独立型ECサイトがモールよりも売上が安定
コロナウイルス対策予防商品の販売期間中は過去最高記録の売上を出しても、競合ショップにおける取り扱いが増えると売上は落ちてきました。
一方で、独立型ECサイト(自社ショップ、自社ECサイトとも言う)では、モール(楽天市場、Yahooショッピング)程コロナウイルス対策予防商品が大きく売れていませんでした。
ところが、コロナウイルス対策予防商品の販売が落ち着いた6月以降でも本業アイテムの売上が昨年以上に大きく伸びておりました。
取引先の売上・利益アップに貢献します
幸いなことに弊社のコンサルティング先の企業は安定して売上が伸びております。
売上が落ち込んでお困りの場合はお気軽にご相談下さい。
状況をお話しいただく分は無料ですよ。